✔ 早く家計をラクにしたい
✔ 貯金がどうしても貯まらない
今回はこのような方に固定費見直しの一歩として家に関する家計改善策を紹介します。家に関する固定費は最も効果が大きい特徴があります。まっさらな気持ちで読んでみてください。
家計見直しの最初の4ステップをまだやってない方は、下の記事を読みながら取り組んでみてください。

住宅ローンの負担を減らす3つの方法
最初は既に住宅ローンを組んでいる方への改善方法を紹介します。住宅ローンは家の固定費の中でも圧倒的に大きなウエイトを占めます。
住宅ローン | 金利タイプの見直し
固定金利から変動金利へ変更したり、より優遇金利の大きいローンに借り換えたりすることで、毎月の返済額が大きく下がる可能性があります。
変動金利と固定金利どっちがいいの?と思うかも知れません。これは一概に言えません。信頼できる専門家にお話することをおすすめします。
金利が上がってきたら固定金利にしようと考える方がたまにいらっしゃいますが、そこは注意してください。変動金利が上がってきた時は連動して固定金利は今の水準ではなくなっている可能性が高いからです。
なので、「上がってきたら考えよう」という考えは非常に危険なので認識しておいてくださいね!
専門家選びでの注意点は以前の記事にまとめていますので必要に応じて参考にしてください。
(無料FP相談の仕組みと後悔しない選び方)
住宅ローン | 繰上返済の活用
まとまった資金がある場合は、繰上返済を行うことで元本が減り、その分の利息負担を軽くできます。少額でも早い段階で実行すると、数年後には大きな利息削減効果が期待できます。
繰上返済には主に 「期間短縮型」と「返済額軽減型」 の2つがあります。それぞれ特徴が異なるため、自分の家計状況に合わせて選ぶことが大切です。
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 期間短縮型 | 毎月の返済額は変えず、返済期間を短くする方法 | 利息削減効果が大きい。 経済的にはお得。 | 毎月の返済額は変わらない。生活は楽にならない。 |
| 返済額軽減型 | 返済期間は変えず、毎月の返済額を減らす方法 | 毎月の返済額が軽減されるので生活が楽になる。 | 利息削減効果は期間短縮型より小さい。 |
一般的には、利息の削減効果が高いのは期間短縮型です。
ただし、毎月の返済額は変わらないため、手元資金の余裕は増えません。
一方、返済額軽減型は毎月の支出を減らせるため、教育費や生活費に余裕を持たせたい場合に向いています。
どちらが良いかは、家計の状況や将来の支出予定によって異なります。繰上返済を行う前に、手元資金に十分な余裕を残しておくことも大切です。
住宅ローン | 借り換え費用を比較
住宅ローンの借り換えとは、現在利用している住宅ローンを別の金融機関のローンに変更することです。新しいローンで今の住宅ローンを一括返済し、その後は新しい条件(金利など)で返済していきます。金利が低いローンに変更できれば、毎月の返済額や総返済額を減らせる可能性があります。
ただし、借り換えには事務手数料や保証料、登記費用などの諸費用がかかるため、これらを含めても返済総額が減るかどうかをシミュレーションして判断することが大切です。
また、住宅ローンは金額が大きく、条件によって家計への影響も大きく変わります。判断に迷う場合は専門家の意見を参考にするのも一つの方法ですが、金融機関や不動産会社の提案は自社の商品が前提となる場合もあるため、複数の視点から比較して検討することをおすすめします。
以上が既に住宅ローンを組んでいる方の家の固定費の改善方法です。手間がかかるなぁと思うかも知れませんが、一度設定すれば効果の額が大きく、我慢も不要です。効果の大きいかつ我慢が不要なところから優先して改善していくことが重要です。
家賃の負担を減らす方法(賃貸の場合)
賃貸住宅に住んでいる場合、家の固定費は主に家賃・管理費・共益費・駐車場代などです。これらは毎月発生するため、見直すことで家計に大きな効果があります。
ただし、住宅費を見直すときは細かい節約から考えるのではなく、住まいの前提そのものを見直すことも重要です。
例えば次のような選択肢はないでしょうか。
・実家に戻れないか
・もっと家賃の安いエリアに引っ越せないか
・賃貸住宅のグレードを下げられないか
・職場近くに引っ越せないか
「そんなことできるわけない」と考えるのではなく、長い目で見ることが大切です。もしお金に困っていて本当に苦しいのであれば、まずは経済的なゆとりをもって生きることを目標にするのもいいかもしれません。また収入が増えたり、家計管理が上手になったりしたら戻ればいいだけです。
住宅費は固定費の中でも大きな割合を占めるため、住まいの選び方を見直すだけで家計が大きく改善することもあります。
それらの前提を疑った上で賃貸住宅の方が家賃負担を減らす方法を紹介します。
賃貸の場合の節約 | 引っ越しを検討する
先程候補として上げたのですが、確実に効果が出るのは引っ越しです。引っ越しと一言で言っても優先順位があります。
- 実家で生活する
- 職場近くに引っ越す
- 家のグレードを下げる
- 家賃が低い地域に引っ越す
実は効果の高い順番にしています。まず実家これが一番効果が高いです。世間体だけが理由だったらチャンスです。実家の親にとってもこれが喜ばれる可能性すらあります。これから家計を見直していくうえで見栄や世間体というのがかなり家計を苦しめていることを学んでいきます。
次に職場近くに引っ越すです。これが個人的にはかなりオススメです。「でも職場の近くは家賃が高いよ」と思うかも知れません。でも下の表を見てよく考えてみてください。
| 項目 | 今の家 | 新しい家 |
|---|---|---|
| 家賃 | 10万円 | 11万円 |
| 通勤時間(往復) | 1.5時間 | 0.25時間(15分) |
| 生まれる時間 | 1.25時間 |
もしあなたの時給が2,000円だとしたらどちらがお得でしょうか。
1日:1.25時間 × 2,000円 = 2,500円
月20日勤務:2,500円 × 20日 = 50,000円
つまり、家賃は1万円高くなりますが、通勤時間を時給換算すると月5万円分の時間が生まれる計算になります。この時間で休むこともできるし、収入につながる活動もできるのです。結果として、実質4万円分の価値が増える、豊かになるとも考えられます。
3つ目に家のグレードを下げて家賃を節約する。最後にグレードは変えないけど、地域を変えることで家賃を節約するなどの方法があります。地域を変えることについては職場から離れると時間を失うことにもつながりますので注意してください。
家賃が1万円下がれば、年間では12万円の節約になります。引っ越しには初期費用がかかりますが、長期的に十分に回収できる可能性があります。
目先ではなく長い目で、トータルで考える事が重要です。
賃貸の場合の節約 | 家賃の値下げ交渉をする
現在の家に住み続けたい場合は、家賃の値下げ交渉を検討してみるのも一つの方法です。実際、条件によっては交渉が受け入れられることもあります。
交渉をする前に、まず次のような情報を確認しておきましょう。
- 近隣の似た物件の家賃
- 同じマンションの別の部屋の家賃
- 周辺エリアの家賃相場
もし同じ建物の別の部屋が自分より安い家賃で募集されている場合、その価格が現在の市場価格になっている可能性があります。つまり、今の家賃では新しい入居者が集まりにくくなっている可能性があるということです。チャンスですw
また、大家さんの立場で考えることも大切です。例えば家賃が10万円の物件で、入居者が退去して1か月空室になるだけで10万円の収入が失われます。
そのため、
- 家賃を2,000円ほど下げる
- 家賃滞納のない入居者がそのまま住み続ける
という条件であれば、大家さんにとっても検討する価値がある場合があります。
逆に、値下げ交渉を断った結果、
- 入居者が退去する
- 数か月空室になる
- 結局同じ家賃で募集する
ということになれば、大家さんにとっては結果的に収入が減ってしまう可能性もあります。大家からすれば1ヶ月の空室での10万円自腹と98,000円で長く住んでくれるのどっちが良いか考えてみてください。
そのため、周辺相場などの客観的な情報をもとに、丁寧に相談してみることも一つの方法です。家賃は必ず下がるとは限りませんが、条件によっては見直してもらえるケースもあります。ダメ元ではありますが、何も言わないよりは可能性があると思います。
賃貸の場合の節約 | 家賃の値上げには安易に応じない
最近、「家賃の値上げ通知が届いた」という相談を見かけることがあります。そのため、知識として知っておいてほしいポイントを紹介します。
家賃の値上げは更新時に行われることが多いですが、更新時に限らず貸主から増額の請求がされる場合があります。
ただし、家賃の変更は貸主と借主の双方の合意が必要です。
通知が届いたからといって、必ず同意しなければならないわけではありません。
法律上も、家賃が経済事情や周辺相場と比べて不相当になった場合には増減額を請求できるとされていますが、最終的には当事者同士の合意によって決まるものとされています(借地借家法第32条)。
そのため、値上げの通知が届いた場合でも、まずは周辺の家賃相場などを確認し、その条件に合意できるかどうかを冷静に考えることが大切です。「通知が来たから必ず応じなければならない」と思い込まないことが重要です。
家の固定費は「一度見直すだけで効果が大きい」(まとめ)
家計を楽にしたいとき、まず見直すべきなのが 住宅費です。住宅費は固定費の中でも金額が大きく、一度改善できれば長期間にわたって効果が続きます。今回紹介したポイントを整理すると次の通りです。
住宅ローンの場合
・金利タイプ(固定・変動)を見直す
・繰上返済を活用する
・借り換えで条件を比較する
住宅ローンは金額が大きいため、少しの金利差でも家計への影響は大きくなります。ただし、借り換えには費用もかかるため、必ず 総返済額で判断すること が大切です。
賃貸の場合
- 引っ越しを検討する
- 家賃の値下げ交渉をする
- 家賃の値上げには安易に応じない
- 住む場所や家のグレードを見直す
特に住宅費は「住む場所」という前提を見直すだけで、大きく改善する可能性があります。
また、家賃の値上げ通知が届いた場合でも、必ず応じなければならないわけではありません。貸主と借主の双方が合意して初めて変更されるものなので、条件に納得できるかを冷静に判断することが重要です。
家計改善は「効果の大きいところ」から
家計を改善するときは、
- 我慢が必要な節約
- 効果が小さい節約
から始める必要はありません。
まずは 住宅費のように効果が大きく、改善できれば長く続く固定費 から見直していきましょう。
少しの見直しでも、年間では大きな差になります。できるところから一つずつ取り組んでいくことが、家計を安定させる近道です。順番通りに手をつければ、家計がやばくても確実に固定費を減らせます。「少し無理してでも支出を減らす」のではなく、「住まいの最適化」で毎月の家計がぐっと楽になる感覚を体感できます。
ひとつずつ着実に進めていきましょう!
