✔ 生活ギリギリで貯金できない
✔ 子育てにお金がかかって困っている
✔ 節約しなきゃと思うけど上手くいかない
そんな風に悩んでいる30代・40代の方は多いと思います。僕にも3歳の子供がいるので他人事ではありません。
でも、全く諦める必要はありません。なぜならまだまだ時間を味方につけられるからです。
僕は過去に手取り月12万円程だったことがあります。真冬の雨の日でも原付バイクで通勤していて、今思い出しても貯金もなく絶望的な気持ちでした。
それでも家計管理や投資などお金のを勉強し、行動していくことで抜け出せました。
この記事では、CFP®認定者の私が実体験から学んだ、ギリギリで貯金ができない状態から立て直すコツをお話します。今回は0ベースから立て直すための考え方を学びます。
読み終える頃には、「今はギリギリだけど何とかなりそう」と思えるような記事にしました。この記事で学んで行動すれば誰でも少しずつ良い方向に家計が改善していくはずです。
まず自分を責めないこと|生活ギリギリ・貯金ゼロ・子育て中でも大丈夫
まず貯金がなくても生活がギリギリでも今の自分を責めないでください。
事実ベースで現在の30代・40代は社会の制度変更等で特に割を食っている世代だと思います。2000年代前半、小泉内閣による構造改革の影響で負担が若者世代に偏ったと言えます。
特に30代、40代くらいの世代がお金のことで自分を責めすぎないようにとの思いで下の記事にまとめました。気になる方は読んでみてください。

なぜこのような記事を紹介するかというとまず「自分を責めすぎない」ことが家計管理を成功させるうえで重要だからです。
これらを認識してください。どこにも自分を責める要素はありません。それでは前向きな気持ちで立て直すための考え方を学んでいきましょう。
お金の感覚を変える4つの小さな考え方
家計改善のためにやるべきことは、節約やポイ活ではありません。大切なのは上手く行かなかった考え方を変えて正しく行動することです。
これから、4つの小さな考え方をご紹介します。節約をすぐに始めたい方には少し遠回りに感じるかもしれませんが、数年後にじわじわ効いてくる効果の高い考え方です。
私が貯められるようになるために、実際に日常生活の中で試行錯誤しながら学んだ経験をもとにまとめています。
① 「稼いだお金」と「使うお金」の違いに気づく
ひとつめは一生懸命稼いだお金を、使うときにあっさり手放している現実に気づくことです。
例えば、先日私は海外旅行のための旅行保険に加入しました。その時の航空券予約に付随したオプションの保険は8,000円、自分で探して手続きすれば10分で完了し、2,000円程で済むものでした。
冷静に考えると10分で手続きして差額の6,000円をゲットした方がいいですよね。それなのに私は一瞬「面倒だから保険はオプションでいいかな」と思いました。
他にも、例えば九州から東京へ飛行機で移動する場合、普通席でも快適に移動できます。しかし、往復でプラス2万円程度でプレミアムシートが利用できるとします。移動時間は1時間半ほどなのに、「せっかくの旅行だから」と、つい支払ってしまうこともあります。
このように、私たちはお金を「稼ぐとき」と「使うとき」で心理的な重みの感じ方が変わります。これは怠けているからではなく、人間の心理的特徴があるということです。
心理学でメンタルアカウンティング(心の会計)と呼ばれています。人はお金を客観的に評価するのが苦手で、用途や状況によって価値の感じ方が変わることが研究で示されています。(メンタルアカウンティング:Wikipedia)
つまり、人間には何も意識しないと合理的な判断ができなくなる性質があるのです。
まずはこの同じ金額でも心理のギャップがあることに気づくことが、賢くお金を使うために重要な知識です。
② 投資の可能性を知る
ここでは投資にあまり馴染みのない方に向けて、長期で投資するとどうなるか説明します。
例えば、月1万円をNISA口座で投資に回すとします。
これを30年間、年利6%で複利運用すれば、将来増える可能性があります。30年間で積み立てた元本は360万円ですが、利息が約620万円加わり、合計で約980万円になります。
もちろん、株式投資は短期では乱高下がありリスクが高いものです。損する恐れもあります。しかし長期で分散すれば、報われる可能性は高くなります。
事実として、利回り6%は決して大げさな数字ではなく、これまでの実績から言うと十分に期待できる水準です。
ちなみに過去30年間の全世界株式インデックス(MSCI ACWI)の年率平均リターンは約9.8%でした(出典:myINDEX MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
また周りを見渡しても昭和の時代と比べ、テレビやスマホ、PC、冷蔵庫やエアコンなど、生活必需品もほとんどの家庭や個人に行き渡っています。このように私たちは気付かぬうちに豊かになっているのです。
投資は「ギャンブル」と言われることもあります。確かに不確実性はありますが、インフレでお金の価値が下がる資本主義経済では、長期的に見ると株式市場全体は成長する前提にあります。
現段階では、この数字を知るだけでOKです。
つまり、計画的に長期で運用すれば、思った以上に大きく資産を増やす可能性は十分にあることをお伝えしたかったのです。
③ 行動から始める貯金習慣
速攻でお金を貯めたいなら、お金が入る日のすぐ後に先取り貯金を設定してみましょう。まずは無理のない金額、例えば2,000円くらいから始めます。
やり方がわからない方は銀行の店舗で「先取り貯金だけ設定してください」と伝えるだけでOKです。色々商品を紹介されないように気をつけてくださいね。
残ったお金で生活する習慣をつけることで、「お金が貯まる感覚」を実感できます。もし、生活してみて足りなければ、そのときに金額を調整すれば大丈夫です。
実際に私が相談を受けた方でも、先取り貯金を始めてすぐに効果を実感された方が多くいます。とてもシンプルな方法ですが、効果の高い方法です。
すでに先取り貯金をしている人も、次の休みに1,000円だけ追加してみてください。
ポイントは、収入から生活費を引いて残ったお金を貯金するのではなく、まず 収入−貯金=生活費 の形にすることです。この順番を意識するだけで自然と貯金が増えていきます。
そしてここの一番のカギは「行動に移すこと」です。予定に組み込むこと をおすすめします。
なぜなら、体感ですが、知っているけどやっていない層がかなりたくさんいると思います。騙されたと思ってやってみてその後に効果がなければやめてください。
このシンプルな方法は試してみるかどうかで、長期的にお金が貯まるかどうかの明暗を分けます。
④ 家計管理の本質は結局、優先順位
最後に支払いをするときに「必要なもの」と「ほしいもの」を区別する習慣を作ってください。

それよく聞くけど難しいんだよね
こう感じる人は、「なければ生きられないもの」と「なくても生存できるもの」で考えてみてください。例えば家や学校、食費はないと生活できないですよね。
そして最低限で考えてみます。家はボロくても、学校は私立じゃなくても、外食じゃなくても生きられますね。
買い物をするときは、「生きるために本当に必要か」、「なくても生活できるけれど欲しいものか」を意識してみましょう。我慢する必要はありません。大切なのは、区別できる力です。
ここでいう「生きるために必要か、それ以外か」を判断する力は、家計改善に欠かせません。
もう一つ大切なことは時間もお金も有限で、曖昧にしていると削られていくことです。つまり優先順位をつけるしかないのです。
だから、優先順位を整理するために、自分の好みや価値を見分ける力を育てることが重要なのです。
次のアクションはミニマム化(まとめ)
ここまででお金の感覚を変える4つの小さな考え方をお話してきました。
- 「稼いだお金」と「使うお金」の違いを知る
- 長期投資の可能性を知る
- 収入ー貯金で残りで暮らす(先取り貯金)
- 「必要なもの」と「ほしいもの」の違いに気づく
少し生活がよくなる気がしてきましたか?
しかしどんなに知識があっても行動しないと進まないのはダイエットや英会話と同じです。これだけはご本人がやるしかありません。そして、上手くいったと体感する。これが継続の秘訣です。
このシンプルな一歩が、生活ギリギリの苦しさを確実に和らげます。
土台さえ整えば、節約や投資を積み重ねることができます。今日は考え方中心でしたが、どこからやったらいい?という気持ちの人は下の記事も見てください。次の段階を説明しています。
これからじっくりプラスの家計を作っていきましょうね!

この記事を書いたのは、CFP®認定者・FP1級技能士の今村元気です。西宮市を中心に、中立的な立場で家計や資産形成の相談・伴走支援を行う「ことねFPオフィス」を運営しています。詳しくは[運営者情報]をご覧ください。
