こんにちは、ことねFPオフィスの今村です。
私は独立系ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)として、家計改善や資産運用のサポートをしています。これまで月数万円単位の改善を実現したお客様もいます。
悩む人誰にとってももったいないお金の使い方はある?コツコツ節約しているから大きな失敗をしたくないの。
1級FPのもとありますよ。確かにお金は人それぞれの価値観。でもね、明らかにもったいない使い方もあるから学んでおきましょう!
誰にとってももったいないお金の使い方は次の3つです。
- 大きな額の買いもので陷るワナ
- 保険料をわからずに支払う
- 資産と負債の違いがわかっていない
これらはコツコツした節約の努力が一発で吹き飛ぶくらいの破壊力があります。
逆に言うと一回でもうまく行けば長年の節約と同じほど効果があります。
読み終えて行動に移せば数万円単位で効果を出すこともできるかもしれません。
この記事では私の節約体験とFPとしての知識を元に大きな失敗をしないために大切な知識を紹介します。
それではもったいないお金の使い方3選を見ていきましょう。
目次
1. 知らないと損する心理バイアス|大きな出費で失敗する2つの原因
もったいないお金の使い方の1つ目は、心理バイアスにやられることです。
人は合理的に判断しているつもりでも、実際には感情や思い込みに影響されています。
だからこそ、あらかじめ「人間のクセ」を理解しておくことが重要です。
① 高額になるほど判断が雑になる「感応度低減性」
車や家などの高額な買い物を、出たとこ勝負で決めてしまうと、日々の節約が一瞬で吹き飛びます。
人間の脳には「感応度低減性」という性質があります。
これは、金額が大きくなるほど差額への感覚が鈍くなるというものです。
スーパーでは100円の差に敏感なのに、300万円の車になると「10万円くらいまあいいか」と感じてしまう。
この感覚のズレが、大きな損につながります。
10万円の差は、100円の節約を1,000回積み重ねないと取り返せません。
どちらを重視すべきかは明らかです。
大きな支出こそ、最も慎重に判断するべきポイントです。
例えば、
- 不動産は相場を事前に把握しておく
- 車は購入時期や条件を計画しておく
といった準備が重要になります。
そしてもう一つ大切なのは、節約は「率」ではなく「額」で考えることです。
日々の節約を生かすも無駄にするも、大きな支出の判断次第です。
② 稼ぐときと使うときで判断が変わる「心の会計」
もう一つの代表的な心理バイアスが「心の会計(メンタルアカウンティング:Wikipedia)」です。
これは、同じお金でも使い道によって価値の感じ方が変わるという性質です。
例えば、稼ぐときは必死なのに、使うときはあっさり使ってしまう。この違いに気づくことが重要です。
具体例で考えてみましょう。
福岡⇔東京の飛行機で、プレミアムシートは通常より約2万円高くなります。フライト時間はおよそ3時間です。
これを言い換えると、「時給約7,000円で普通席に座っている仕事」と同じです。
もし日常でこの条件の仕事があれば、多くの人は前向きに検討するはずです。
しかし、使う場面になると「せっかくの旅行だから」と判断が甘くなりがちです。
企業側もこうした心理を理解して設計しています。
だからこそ、人は「使うとき」のお金を軽く見てしまうと認識しておく必要があります。
このような「感応度低減性」と「心の会計」は、誰にでも起こる心理です。
だからこそ、事前に知識として理解しておき、
- 大きな支出は特に慎重に判断する
- お金は「額」で考える
- 使うときほど冷静になる
この3つを意識することが重要です。
2. 知らないだけで払いすぎる保険料
保険を見直していない人は、毎月数万円を何となくで払っている危険性があります。
しかも貯蓄性のある保険だと払っている割に、最も大切ないざというときの保険金が足りないケースも見られます。
日本人の生命保険料の平均は月約3万円と言われています。(参考資料:2024(令和6)年度生命保険に関する全国実態調査<速報版>)
FPとして家計を見ると、ほとんどの人は月4,000円以内で十分な保障が得られます。
なぜこんなに保険に入るのか?理由はシンプルで「知らないから不安、不安だから多く入る」このサイクルです。
例えば保険の仕組みを数時間勉強するだけで、公的保険(健康保険・遺族年金など)でカバーされている部分がわかります。それがわかれば、民間保険でカバーすべき範囲は驚くほど小さいのです。
知識への数時間の投資が、毎月数万円を取り戻します。
「必要保障額」を学ぶだけでもかなりもったいないお金を取り戻せる家庭も多いはずです。
必要保障額について知りたい人は下記の記事を参考にされてくださいね。

結論として、保険の見直しは最もコスパの高い節約のひとつです。
知って解約するだけで生活を切り詰めなくても自動で節約できるからです。
3. 投資を知らないと怖い|複利と「本当の資産」の考え方
最後に投資を知らない人は損をしている可能性があります。
投資は正しく学べば長期的に報われる可能性の高い手段です。
「ジャックとジルの話」をご存知ですか?これは米国の投資教育でよく紹介されるジャックとジルの有名な事例です。
・ジャック(兄): 18歳から8年間だけ毎年50万円を投資(合計400万円)、その後は運用のみ。
・ジル(妹): 26歳から65歳までの40年間、毎年50万円を投資(合計2000万円)。
・結果: どちらも利回り10%であれば、早期の複利効果でジャックがジルより多くの資産を築く。
同じ収入でスタートした2人が、投資始めるタイミングが早かったかどうかだけで20年後に数千万円の差がつく話です。
複利効果と早く投資を知ることの重要性を示唆するお話です。
出典:ジャックとジルの投資シミュレーション – 高精度計算サイト
このように投資の効果を理解することで、もったいない使い方を防ぐ効果があります。そして投資の効用はもう一つ本当の資産とはなにかを教えてくれることです。
これがわからないとせっかく貯めたお金で負債を買ってしまうというもったいない使い方をしてしまう危険性があるからです。
住宅ローン3,000万円・35年返済の場合、総返済額は利息を含めると3,500〜4,000万円になることもあります。
仮にこの資産が売れない場所であれば負債を買ったのと同じ状況になってしまいます。
もちろん負債と認識して買う分は個々の価値観の問題ですが、そんなはずじゃなかったとなってしまうのは非常にもったいないことです。
投資を学ぶこと、資産を知ることで資産と思って負債を買っていたというもったいない支出を防ぎ、早く投資で資産形成していくことができるのです。
まとめ:コツコツ節約を“本物”にする最終チェック
日々の節約の努力は正しいです。しかもこの記事をここまで読まれたあなたの学ぶ意欲も素晴らしいです。
でもこの3つを見落としていると、全部パーになります。
- 資産だと思って負債を買う
- 心理的バイアスを知らず大きな契約をする
- 曖昧な理由で契約した保険に入る
毎日こまめに節約するより、この3つを見直す方が何十倍も効果があります。
あなたのコツコツ節約を本物にするために、まず「やっちまっていないか」確認することから始めましょう。
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この記事を書いたのは、CFP®認定者・FP1級技能士の今村元気です。西宮市を中心に、中立的な立場で家計や資産形成の相談・伴走支援を行う「ことねFPオフィス」を運営しています。詳しくは[運営者情報]をご覧ください。

